ジャーマンカモミールは、ヨーロッパ、特にドイツで薬用にされる一年草のハーブです。可憐な白い花にはリンゴのような香りがあり、風邪、頭痛、下痢などに薬草茶として利用されてきました。ドイツのコミッションE(薬用植物の評価委員会)では、治療目的での使用が承認されています。抗炎症作用がある成分カマズレン、アピゲニンを含み、ストレスによる胃の痛みなどにハーブティーとして飲用されています。かわいらしい花の姿や親しみやすい香りから、ハーブティーのなかでもたいへん人気があります。外用では、入浴剤やうがい薬としても用いられます。